Windowsで録画した動画をiPhoneで見れるようにした

Windowsで録画した動画をiPhoneで見れるようにした。思ったより面倒だったので、手順等をメモしておく。

概要

おおまかな手順を書くと次のようになる。 今回は自分の望む形で動画を見れるように試行錯誤したので、結果的にWindowsMacも両方使う形となった。

  1. Windowsで画面録画する
  2. iPhone向けに動画を変換する
  3. 変換した動画をMacに転送する
  4. iPhoneに転送する(AirDropを使う場合)
  5. iPhoneに転送する(iTunesを使う場合)

Windowsだけで完結させる場合は、1, 2, 5の手順でよい。最短、1と5だけでもよい。

Mac上に動画がある場合、最短だと4だけでもよい。

今回は、ファイル容量を削減しつつ iCloud も圧迫したくなかったので、最終的には 4 をのぞくすべての手順を実行した。 (試行錯誤の中で4も実行した)

以下、順に記述する。

1. Windowsで画面録画する

ここは多くは語らなくてよいだろう。 Win + G でゲームバーを表示し、画面録画を開始する。 録画を終了すると、ローカルの動画ファイルが作成される。 ファイルの場所もゲームバーからたどれる。

2. iPhone向けに動画を変換する

HandBrakeというソフトを使った。 handbrake.fr

Macにしかないと思っていたら、Windows版もあった。 なので、Macがない人は、Windowsで動画を変換すればよい。 ただ、Windows版があるのを知らなかったので、私はMacに転送してから変換した。結果、転送にめっちゃ時間がかかった...。

3. 変換した動画をMacに転送する

ファイルの転送はクラウド経由も考えたけど、そこにあるパソコンにこっちからファイルを転送したいだけなので、クラウド経由はばかばかしい。宅内LAN内でやりたい。 WindowsAirDropが使える有料のソフトなんかもあるみたいだけど、地道にWindowsのファイル共有とMacのSMBクライアントでやった。

まずはWindowsでファイル共有を有効にする。 ファイル共有については、こちらを参照。 support.microsoft.com

次に、Mac側から接続する。 Finderのメニューから「移動」→「サーバへ接続」を選択し、次のように入力する。

smb://<WindowsのIPアドレス/<共有フォルダ名>>

認証ダイアログが出てくるのだけど、Windows側のユーザー名が普段は漢字名を目にすることが多いので、正式なユーザー名がわからなかった。

Windows側で次のコマンドを実行すると、ユーザー名がわかる。

whoami

これで、Macの認証ダイアログでWindows側のユーザー名とパスワードを入力すると、Windowsのファイルが見えるようになる。

4. iPhoneに転送する(AirDropを使う場合)

AirDropでの転送方法については、詳しい説明は省く。

AirDropで動画ファイルを転送すると、写真アプリに保存される。 私の場合、写真アプリは一部をiCloudと同期してたり、Google フォトにバックアップしてたりもするので、ここに動画ファイルがあるとクラウドの容量を圧迫する。

方法としては一番簡単なのだが、今回はこの方法は見送り。

5. iPhoneに転送する(iTunesを使う場合)

Windowsでも公式にドキュメントがあるのでそれにしたがえばよい。 support.apple.com

MacでもiTunesだよねと思ってたら、今やMacにはiTunesがない。どうするんだっけ?と思ったら、Macの場合はFinderでやるらしい。

support.apple.com

同期する動画ファイルは、事前にtv.appにインポートしておく。 support.apple.com

これで同期すれば、tv.appのライブラリ → ホームビデオから、取り込んだビデオを見られるようになる。

おわりに

事前に想像していた手順よりも、結構面倒だった。 Windowsのユーザー名がわからなかったのと、MaciTunesがないのがネックだった。 この二つはきっとまた忘れて「あれ?」と思うだろうから、ここにメモしておく。(メモしたことも忘れそう)